中国に偽イケアが発生


著作権蹂躙大国の中国がまたやってくれました。

イケアの偽店舗が登場、いや発生しました。

このことは今年の8月に報道されましたが、儲かりそうなものは何でもやってみる中国。

IKEAが来ないのなら、自分で作るべ精神というかなんというか中途半端な資本主義といいかげんな社会主義のなせる技なのでしょうか。

場所は、内陸部の雲南省の省都昆明で、雲南省の政治、経済、文化、交通の中心地です。

この都市は、別名春城ともいわれ、高原にあることもあり大変住みやすい街です。

ところが、昆明は混迷ではないのかと思うくらいふざけた一面もあります。

まず、スティーブン・ジョブズ氏のアップルストアの模倣店が昆明に出てきました。

その後が、偽イケアです。

さすがに、IKEAの名前は使用しませんでしたが、店名は「十一家具」。

世に知られたきっかけは、アメリカから中国・昆明に移り住んだ人が公開した店内写真です。あからさまにイケア風の店内の様子が話題となり、世界的通信社のロイターの記者が取材に行く事態に発展しました。

で、驚いたロイターが2011年に8月1日に世界にこの情報を発信したわけです。

ロイターの記者が、22歳の売り場担当者に取材したところ、「(顧客から、店の内装や商品が)IKEAに似ているとよく言われる。ただそれは自分の問題じゃない。私はただ顧客の幸せを考えているだけだし、著作権のようなことは上司の問題」と答えています。

で、上層部である経営者のコメントは今のところ得られてないそうです。

雲南省昆明の「十一家具」の外観です。建物の様子からは独特の青と黄のカラーリングは見えません。

中国偽イケア十一家具

昆明の「十一家具」の従業員です。黄色いエプロンが制服です。エプロンの下は私服。すでにイケアの企業カラーの模倣が読み取れます。

十一家具従業員

昆明のモデルルーム。いかにもそれっぽいですが、壁にかかっているマリリン・モンローの絵に注意。
スウェーデン文化を大事にしているイケアの雰囲気で、アメリカ文化のハリウッド女優の絵をかけることが大きな勘違い。

モデルルーム

 

イエローバッグ

本家IKEAであれば店内では黄色のバッグを使用し、レジでお金を支払った後、店外に持ちだす際には有料の青いバッグを用いるのですが、この偽イケア家具店の店内にはベニヤ板で作ったとみられる箱の中に青い袋が無造作に入れられています。

一応本家のコーポレートカラーは意識しているようですが、かなりおおざっぱに模倣しており、昆明にある本物そっくりなApple Storeよりはだいぶ雑な印象を受けるそうです。

断っておきますが、昆明の偽アップルストアが優れていると言うわけではありません。

 

配送受け付け用カウンターと思われるそうです。

偽カウンター

ちなみに、店内には本家IKEA同様のカフェテリア方式のレストランが設置されているとか。
本家ではスウェーデン名物のミートボールやサーモンなどを提供していますが、「十一家具」のカフェテリアでは中国風の豚肉や卵の料理が出されているということです。

ここで、思うのは、中国の人々は、イケアの存在を全く知らずに昆明の店がオリジナルと勘違いをしていないかですが、実は中国にもIKEAは北京、上海そして台連などにも現地店舗があります。

ただ、欧米ブランドが本格的に進出しておらず、富裕層の多い沿岸部から離れた昆明のような小規模の都市では、欧米ブランドに対する欲求が中国全土の中でも特に高いということがあります。

ここにつけ込んで、昆明に現れたのが偽アップルストアであり、偽イケアでもあるようです。

昆明以外でも、偽NIKE、偽スターバックスもあります。

今後、中国に福岡の偽ナフコ、偽ニトリが現れないよう祈るのは、私だけでしょうか。

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