イケアのデザインとコンストファック大学


2月23日付の最新情報の「テレビ放映のお知らせ」で、BS12 Twellv BS222による番組名「オーレ・エクセルとスウェーデンデザイン」が放送されるという記事を掲載しました。

私も、その番組を視てみました。

故オーレ・エクセルとは、スウェーデンのグラフィックデザイナーの巨匠です。彼は、ずっとスウェーデンのデザイン界を引っ張ってきて、その礎を築いたと言われています。

「グッドデザインは単に美しいだけでなく、経済効果もあり、非常に真剣なものである」これは今のスウェーデンデザインの礎を築いたグラフィックデザイナーとしてのオーレ・エクセルの言葉です。

今まさしくスウェーデンデザインは、イケアに代表されるようにこの通りに進化し、美しいデザインによって経済効果を高め、人々の生活をより良くしています。

そしてこれは決して一部のデザイン好きや裕福な人々だけの特権ではなく、子供、高齢者、障がい者、移民など、全ての人を幸せにするためのものだそうです。

さて、番組「オーレ・エクセルとスウェーデンデザイン」では、このオーレ・エクセルのデザインによるアニメーションが紹介されましたが、大部分はスウェーデンの首都ストックホルムにある国立美術大学である「コンストファック大学」と学生についてでした。

160年の伝統を誇るコンストファック大学は、学生数は約900人で、日本からの留学生も学んでいます。入試競争率は、8.5倍と言うスウェーデンでも最難関の大学です。

様々なデザイン分野にわたって15もの学科があり、例えばインテリア建築&デザイン科、工業デザイン科、テキスタイル科、メタル科、セラミック・ガラス科などイケアの製品に直結する分野の学科もあります。

実践的な学校のため、学生は企業などで経験を積んで入学する人も多く、そのため平均年齢も高目だそうです。

大学では、英語を共通語として教育しており、国際舞台で活躍できる人材を多く送り出しています。

イケアのスウェーデンデザインは、優れているとの世界中の定評ですが、その基盤としてこのような大学・教育機関がバックにあるのです。

また、イケアが商品のデザイナーを重視していることは、カタログ等においても必ず、その商品を誰がデザインしたのかデザイナー名を明記していることでもわかります。

このことにより、デザイナーはより一層発奮し、努力しようと言う気になることは容易に理解できるでしょう。

例えば、イケアの大ベストセラーのアームチェア「ポエング」は日本人デザイナーの中村昇氏によるものです。

ポエングデザイナー中村昇

中村氏は、すでにイケアを退職されていますが、ポエングが販売される限り、NOBORU NAKAMURAと言うデザイナー名はいつまでも語られていくことになります。

日本でも有名な工業デザイナーはいますが、自社の商品ほとんど全てにデザイナー名を表示している会社は少ないでしょう。

商品の数が、少なければデザイナー名も表示しますが、10,000点をはるかに超える商品の会社では皆無です。

イケアの人気の秘密の一端がお分かりいただければ幸いです。

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