イケア福岡新宮開業1周年で新宮町や周辺地域の影響は?


九州初、国内6店舗目として2013年4月11日デイケア福岡新宮が開業してまるまる1周年となりました。

イケア福岡新宮は、ヤフオクドームのグラウンド2.5個分の売り場面積に9000点を超える家具や雑貨が並んでいます。

開業から半年で、来客数が200万人を突破し、今でも週末には1日2万人以上が来店しています。

実は、このイケア福岡新宮の凄まじい集客力の恩恵を受けているのが同業他社です。

例えば、イケアからわずか500メートの距離にある中村家具の新宮店は、福岡市に本社がある老舗の家具専門店ですが、ずっと好調が続いています。

イケアに行った客が、イケアよりも中村家具の方が好きだという方もいます。つまり、イケアだとちょっと若いという感じがしたり、家具の作りがしっかりしていないという意見もあります。

そういったことから、イケアのオープン直後から中村家具は売上が2倍に跳ね上がりました。その後も前年同月比で売上が30%増をキープしています。

中村家具では、ソファ関係が多く売れ、車も他県ナンバーがたくさん駐車しています。

イケアの家具は、デザインと安さが強みですが、購入者が組み立てることになってイルのが基本です。

そのため、まず商品集めから重たいし、それらを組み立てるのも、部品が足りなければそれを取りに行かなければならないし、かなり大変です。

また、中村家具から1キロほど北の国道3号線沿いには、昨年末に新築移転した国内家具最大手のニトリがあります。移転に伴い店舗面積を1.7倍に広げ、その売上は前年比を上回っています。

そしてイケア福岡新宮の存在は、周囲の街自体を変えようとしています。

イケアが出来たことにより周辺に新しい商業施設が出来たり、たくさんのマンション群ができてきています。

たいていのマンションは竣工した後、半年くらいかけてようやく満室になるのに対し、公園を隔ててイケアの向かいに建っているマンションは、いずれも竣工前に完売御礼となりました。

JR九州マンション事業部の担当者も、ここまで早く売れるとは思ってもいなかったそうです。

担当者がお客さんと話していると「どこにイケアができるんですか?」と話が出ていたくらいです。

周辺の住宅地でも、4,500万円と2割くらい高めの戸建住宅がすでに完売しました。

新宮中央駅からの利便性が非常に良いのに加えて、セントラルパークという立派な公園があり子どもを遊ばせるのにちょうど良いことも売れ行きが良い理由の一つです。

イケアの向かいの商業施設内にあるカレー専門店の「アバシ新宮店」でも、休日のランチ時には行列ができることもあります。この店は、アバシのグループ店舗でもNo.1の売上を出しており、最近でも対前年比で2割増しくらいだそうです。

新宮町の再開発事業が始まったのは、今から7年くらい前でした。しかしイケア誘致までは紆余曲折がありました。

新宮町の開発担当者によると、元々この土地には、イケアではなく大型ショッピングモールが誕生予定でしたが、リーマンショックの影響で急遽、出店延期の申し入れがありました。

代わりの商業施設を探していたところ、リーマンショックから1年後、イケアが土地を探しているという情報が飛び込んできました。

そして2010年5月には、イケアの出店が正式に決定されました。

イケアは福岡市のアイランドシティをはじめとする複数の候補地の中からsんぐう街を選んだのです。

イケアの関係者によると、福岡の中でも新宮町というのが人口増加率や収入でも非常に大きなポテンシャルがあったからだそうです。

新宮町の街づくりといったところでの、大きな核の店として営業をこれからも続けて行きたいそうです。

福岡県が3月に発表した、県内の市町村の人口増加率では、1位が新宮町で4.35%となり、2位の大野城市の1.34%を大きく引き離しています。

また、政府の調査機関による30年後の新宮町の人口は、14.1%増と予測されており、全国約1800市町村で13位となっています。

ただ、これらの人口増により、児童数がすごく増えて学校の教室も足りなくなってきています。

No related posts.

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ