イケア福岡新宮の進出による地域家具・インテリア産業への影響


イケア福岡新宮の開店まであとわずかとなりましたが、ここでオープンすることによる影響を考えたいと思います。

イケアは、今まで書いてきたように、世界的な規模の家具店です。

北欧デザインの高品質な家具を格安の価格で提供しており、ヨーロッパはもちろんのこと北米、アジア各地域でも大人気です。

このような家具店が、福岡に進出してくるのですから、当然、福岡の家具店、インテリア産業に大きな影響をもたらすのは当然でしょう。

まず、考え付くのは、地場の強力な地盤を持っているナフコのTWO ONE STYLEと北海道から来て大量に店舗展開をしているたニトリでしょう。

ニトリに至っては、イケア福岡新宮から数キロしか離れていない所に1店ありますし、TEO ONE STYLEも宗像市内にあります。

一番影響を被るのはこれらの家具店でしょう。どちらも割と安い家具をメインとしており、ニトリにいたっては組み立て家具も取り扱っており、もろにイケア福岡新宮と重なっています。

福岡市と北九州市には、大塚家具が都心にあり、比較的高級な家具を取り扱っています。客層が異なるような気もしますので、イケア福岡新宮の影響は限定的なものになると思われます。

また、福岡県には大川市を中心とするいわゆる大川家具産業があります。

ただでさえ、衰退が著しいと言われる大川家具に対して、イケアがどのくらい悪影響を及ぼすかが懸念されますが、実は、イケア船橋店の時も同じような影響が心配されました。

三菱UFGリサーチ&コンサルティング株式会社の「欧米アジアの外国企業の対日投資関心度調査」(平成22年3月)によると実際には、地域の家具・インテリア業界への影響は少なかったそうです。

その理由を同調査は、国内の既存の家具・インテリア店が通常販売している家具は完成された商品であり、組立式ではない。

一人暮らしの女性や高齢者など大型の家具を組み立てることが難しい人だけでなく、日本人には組立式を好まない人もおり、組立式ではない完成された家具・インテリアに対するニーズが消滅することはない。

さらに、優美で格式のあるダークな色合いのフォーマルスタイルの家具や和家具を好む顧客層は、イケアの顧客とは重複しない。

このように、イケアの取り扱う家具・インテリアは、組立式であることに加えて、北欧家具という特徴があるため、我が国の既存の家具・インテリア店との競合は限定的であるとのことです。

地域の家具・インテリア業界に対して、イケアの影響は限定的であるが、決定的なものではないとの論調ですが、人口の多い東京圏と比較的人口の少ない福岡圏域では、イケア福岡新宮の影響はもっと多く出るのではないかと私は思います。

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